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外勤営業
2003年入社(中途入社)
東北営業所 所長
山崎 元士
人とのつながりを
重んじる会社だから、
人間として必ず成長できる。
印象に残っている案件
逃げ道がないのが外勤営業、
だからその分とことん向き合う。
「お客様のためなら」という気持ちで
必死に食らいつきました。
現在は、外勤営業としてお客様への定期訪問に加え、商品のPRや情報提供などを担当しています。これまでの取組みの中で、特に印象に残っているのは、納期対応の大切さを思い知らされた出来事。販売店の未手配による納期トラブルが発生したとき、メーカーの方の了承を得て工場まで足を運び、納期交渉を直談判したことがありました。たび重なる折衝の末、通常2ヶ月の納期をわずか4日で対応していただけることに。
もちろん、初めのうちは「そんな急な対応はできないのでお引取りください」と相手にすらされませんでした。"営業マンは断られてからがスタートだ"ということは普段から心得ていたものの、冷静に「できません」と断られたときはショックでした。しかし、そのときはただがむしゃらに、「お客様のためなら」という一心で必死に食い下がり、お願いすること1時間。気持ちが通じたのか、工場の方が作業を手配してくれたのです。誠意が伝われば、人の心を動かすことができるのだと感動しました。
後に、「3回断ってまだ交渉してくるようだったら受けようと思っていた」と言われたときは、諦めないでよかったと心の底から思いました。販売店の方も「本当に助かった」と感謝してくれ、ほかに注文済の商品までテヅカに回してくれることに。思い切った行動でしたが、背中を押してくれた営業所、それを許可してくれた上司の方には今でも本当に感謝しています。
成長を感じた瞬間と仕事のやりがい
お客様や社内の方に認められ、
求められることがやりがいに。
信頼関係を構築できたおかげで
仕事も楽しくなりました。
入社して間もない頃は失敗や苦労も多く、そのときのことは今でも鮮明に覚えています。中途採用として異業種からこの業界に飛び込み、知識も経験もなかった当時の私は、電話口でお客様が話していることを理解するのに精一杯。デスクはいつもメモとFAXで山積みでした。自分なりに商品のカタログを見て勉強をしたり、メーカーの方に電話して尋ねてみたりしたものの、それでも分からないことだらけ。右も左も分からない状況は非常に辛かったです。
入社3ヶ月目、とうとう心が折れてしまい、会社に退職の旨を告げることに。そんなとき声を掛けてくれたのが専務でした。わざわざ本社から浜松営業所の私の元を訪ねてきてくださり、「今抱えている問題は全てクリアさせるから、何とか1年続けてほしい」という言葉をくださったのです。その後、すぐにほかの営業所から業務に詳しい先輩を派遣してくださり、手取り足取り指導していただけたおかげで、できることも増え、「もう一度頑張ってみよう!」という前向きな気持ちになれました。1年経った頃には、業務のスピードも飛躍的に上がり、自らの成長と仕事の楽しさを実感。いつの間にか仕事を辞めたいという気持ちも消えていました。
あの頃の苦しい経験があったからこそ、今の自分があります。どんなときもお客様と真正面に向き合えば、相手から必要とされる存在になれることを実感できるのがテヅカ。その結果が売上と利益に表れた時には、会社に貢献できたという喜びでいっぱいになります。